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トラックの燃費を向上させるには

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トラックはもともと燃費性能が高いわけではありませんが、少しでも効率を上げるにはどうしたらいいでしょうか。トラックの燃費向上と維持に関する方法について解説します。

トラックの燃費の基準

通常の乗用車の場合、燃費は8~15km/L程度です。優れた燃費性能を持つ車や軽自動車では15km~20km/L、エコカーなどでは25km/Lを超えるものもあります。最近では30km/L以上を誇る車もあります。 一方で、トラックは重量があるため、燃費がかなり低くなります。多くのトラックは効率の良いディーゼルエンジンを使用していますが、2トンや3トンのトラックの燃費は5~10km/L程度です。これはスポーツカーと同じくらいです。10トン級の大型トラックでは、一般道での燃費は2km/L程度で、高速道路では5km/L程度になります。

トラックの燃費向上の方法

これらの数値はすべて新車の場合のものです。車は走行距離が増えるとともに燃費が落ちていきます。燃費を少しでも向上させるためには、次の方法を試してみてください。

運転方法の改善

燃費を向上させる上で最も効果的で、すぐに取り組める方法は運転スタイルの見直しです。 車の運転は個人によって異なり、車間距離を詰めすぎる人、開けすぎる人、急加速する人、しない人など、運転方法はさまざまです。実際、運転方法は人の数だけあるのではないでしょうか。 そして、無意識のうちに燃費を損なう運転方法になっている人も多いです。 まずは自分の運転スタイルを振り返ってみましょう。

急発進はしていないか?

急発進は燃費を悪化させます。 停車からのスタートが最も燃費に影響を与え、急発進をすることでその悪影響はさらに増します。 急発進を行う際には、瞬間的に大きな力を必要とします。 つまり、「車の力=燃料の消費量」であり、急発進には多くの燃料が必要とされるのです。

また、急発進を誤ると、先行する車に衝突する可能性や積荷の崩れるリスクがあります。 安全に荷物を運ぶためにも、急発進は避けるようにしましょう。

可能な限り停車はしない

この手法は、できる時にだけ実践していただければという内容ですが、完全に停車してしまうと、再び車を動かす際には大きな力が必要となります。 そのため、信号が赤に変わってから離れた場所や、渋滞の末尾に到達した際には、わざとスローペースを保ち、完全停止を避けるよう努めてみるのも良いでしょう。

ただし、この方法には注意が必要です。 後方に車がいる場合、過度にスローペースを取ると後続車を不快にさせ、煽り運転を引き起こす可能性があります。 そのため、スピードを出している車を発見した場合や、後方に車がいる場合には、この手法を避けたり、周囲の車両との配慮を怠らないよう注意することが重要です。

日頃のメンテナンス

次にご紹介する方法は車のメンテナンスの部分です。車の状態が悪いなか使用するのと、常に最高の状態のなか使用するのとでは発揮できる性能も変わります。

では燃費を向上するためには、どのような点に注意すべきなのでしょうか。

エンジンオイルの定期的な交換

エンジンオイルの交換は、エンジンの状態を維持するだけでなく、燃費の改善にも寄与します。 なぜなら、エンジンが汚れていたり、ピストンなどの実際の動力を生成する部品の状態が悪いと、効率的なパフォーマンスが得られないからです。 エンジンオイルが潤滑作用を持つことは広く知られていますが、その効果に加えて、金属同士の摩擦を抑制する効果も期待できます。

エンジン内のピストンやその他の部品でも摩擦が発生しています。エンジン内で不必要な摩擦が発生すると、その分パワーが損失され、タイヤに伝わる力が弱まります。

摩擦による力の損失を軽減するために、エンジンオイルが使用されています。しかし、劣化したエンジンオイルではその効果を最大限に発揮できません。そのため、エンジンオイルの交換を適切なタイミングで行うことが重要であり、定期的な交換によって燃費を高水準で維持することができます。

タイヤのメンテナンス

タイヤは燃費に大きく影響します。 トラックのタイヤには適正な空気圧があります。 空気圧が極端に低いと、燃費が悪化してしまいます。

これは、空気圧が低いと道路とタイヤの摩擦が増え、力の損失が大きくなるためです。 乗用車のタイヤ4本でも同様の影響が見られるので、8本以上のタイヤを持つトラックでは燃費悪化がさらに顕著になるでしょう。 また、低い空気圧で長距離を走行すれば、失われる燃料の量も相当なものになると考えられます。

そのため、少なくとも月に一度は空気圧をチェックすることが重要です。

 

これらの方法を試しても燃費が改善しない場合、トラックの経年劣化が進んでいる可能性があります。そういう場合はトラックの買い替えを検討することもあります。買い替える際は、ぜひ私たちダイレクトトラックにご相談ください!

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