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女性トラックドライバーに対する取り組みについて

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トラックドライバーという職業は男性の仕事というイメージが強いですが、徐々に女性のトラックドライバーを見かけることが増えてきました。とはいえ、まだ女性ドライバーの数は少なく、彼女たちが活躍できる環境を整える必要があります。ここでは、女性トラックドライバーの活躍を促進するための取り組みをご紹介します。

トラックドライバーにおける女性の割合

全トラックドライバーのうち、女性の割合は約2%(約2万人)に過ぎず、男性が大多数を占める業界です。工場やオフィス、店舗などで働く女性の割合は約半数であることを考えると、トラックドライバーにおける女性の割合は非常に低いことがわかります。

大型免許を持っている女性は13万人以上いますが、そのうち80%以上が免許を取得しているだけで、仕事には活かしていないのが現状です。中にはトラックドライバーになりたいと思っている女性もいるはずですが、男性が中心の業界に対する不安や抵抗感から、思いとどまっている女性も多いようです。

しかし、潜在的には女性トラックドライバーの需要は多く、彼女たちが働きやすい環境が整えば、女性ドライバーの数は増えるのではないでしょうか。

女性トラックドライバーの活躍促進のための企業の取り組み

企業が女性トラックドライバーを増やすために取り組んでいることを以下に紹介します。

力仕事の自動化

トラックドライバーの仕事は、運転だけでなく荷物の積み下ろしなども含まれます。しかし、重い荷物の積み下ろしを自動化するために、フォークリフトを導入する企業が増えています。

女性専用のトイレや更衣室の設置

女性ドライバーがいる運送会社では、女性専用のトイレや更衣室が設けられています。定期的な清掃によって清潔な職場環境が維持されています。

子供がいる方も安心の勤務シフト

家庭の事情で長時間勤務が難しい女性のために、日帰りや定時に退社できる短距離路線のシフトを設定する企業もあります。

 

女性トラックドライバーを雇用することへの企業に対するメリット

企業イメージの向上

女性が働ける環境を整え、安全管理や教育が徹底されている企業として高く評価されます。さらに、女性がトラックを運転することで「柔軟で安心感のある対応」「細やかな気配りが嬉しい」などの声があり、企業のイメージ向上にもつながります。

コミュニケーションの円滑化

従業員同士の会話が増え、社内の風通しが良くなります。現場でのコミュニケーション能力が高い女性を採用することで、職場環境が整い、若年層や中高年男性ドライバーを含め、職場全体の働きやすさが向上します。

ドライバー不足の解消

女性を育成することで応募者が増え、労働力不足の解消に寄与します。さらに、女性ドライバーが働きやすい環境は若年層が求める職場環境にも合致しているため、若年層の採用にも効果的です。

営業力の強化

荷扱いやお客様、取引先に対する丁寧な対応により、荷主からの評判が向上し、業績の向上が期待できます。さらに、女性の視点からの新鮮な提案が、営業力の強化に貢献することもあります。

 

女性トラックドライバーの需要は高いといえますが、なかなかその業界に飛び込もうとしている女性が少ないのも現状です。しかしながら、事業者も女性が働きやすい環境作りのために、さまざまな取り組みをしているので、女性トラックドライバーになることを検討してみてはいかがでしょうか。

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